リチャードセイラー提唱!社会に潜むナッジとは part2 社会に潜むバイアスの原因 三つの経験則の1つ利用可能性とは?

経験則の二つ目だよ!

おはこんばんちは

今回は経験則の話の第二弾

利用可能性

の話です

早速行ってみよう!

 

利用可能性とは

利用可能性とは簡単に言うと

人は考えやイメージがしやすいものに対してリスクを高くつけがちである

ってことです。

これは、この前のアンカリングよりわかりにくいと思いますので

具体例を出したいと思います

これ主に

リスクや事故、事件

で使われるものです

死因について考えてみるとわかりやすいと思うので

説明します

例えば、東日本大震災です

この震災により地震に対する恐怖が高まり、地震保険に加入した人が急増したそうです。

しかし、次いつ震災が来るかなんか予想がつきませんし

がん保険などに加入しておいたほうが適用される可能性は高いと思いませんか?

また死亡リスクだけを考慮したとしても

喘息や発作など急病により死亡する可能性のほうが高い気もします

これはあくまでも一例ですが

メディアで大きく取り上げられていたり

印象に残っているような大規模な事件があったりすると

人間はイメージしやすい事例のほうがリスクが高いのではないかと錯覚してしまうのです

ではもう一つ例をあげましょう

今度は高校受験の塾選びを一例とします

よく実績を上げてでかでかと宣伝している塾がありますよね

あれも進め方によっては利用可能性を使えるといいます

身近で頭のいい先輩や友人から

ここの〇〇塾いいよ!みんなで一緒に切磋琢磨しあえるんだ!

と言われたとします。

するとあなたはこう思うかもしれません

私もこの塾に入ったら〇〇君みたいに頭がよくなるかも!

あの先輩が言っている高校に行けるかもしれない!

でもこれは、結局自分次第ですよね(笑)

ましてや集合塾が自分に合っていなかった場合終わりです(笑)

でもこの時私たちの頭の中では

身近なイメージのしやすい秀才な人たちが頭に浮かび

自分もその塾に行くことによって彼らと同じになれるかも

という思考モデルが出来上がってしまいます

やはり経験則というのは私たちが一番陥りやすいバイアスなのかもしれません

気を付けよう!

 

利用可能性もうまく使えるかも⁈

この利用可能性は相手を勇気づけるときに使えるともいえると思います

特にスポーツや受験勉強といった

メンタル面で窮地に陥りやすい場面が多いものです

根拠はないですが

お前たちは昨日まで一生懸命練習してきた

日本代表も血の滲むような努力を重ねて世界と戦えるまでに成長したんだ!

練習は裏切らない!絶対に勝てる!

みたいに日本代表が金メダルを取った瞬間、練習をしている姿などが理解できている状態の選手たちであるならば

容易に勝利へのイメージをつけやすくなるのです

ポイントは具体的に簡単にイメージがしやすいってことですよ!

 

まとめ

今回のポイントはこちら

・人は考えやイメージがしやすいものに対してリスクを高くつけがち

・利用可能性はポジティブにもネガティブにも使える

それではまた